先日行われた第二回東大プレにおいて、
現実的に目指せる安定高得点ラインと言える
偏差値65程度の答案を書けるように考察していきます。
大問1
A
蔭位の制に気づけるかどうかが全て。
これに気付ければ、大学を卒業しても
蔭位の制によって得られる位階より低く、
大学が貴族の子弟にとって魅力的に
映らなかったことがわかるであろう。
これは満点を取りたい。
B
文化史の具体的内容まで踏み込んできていて
難問と言える。
文章経国思想について言及できていれば合格点。
A5点+B2点=7点は取りたい
大問2
A
前期の悪党=法を犯した者
後期の悪党=幕府支配に反抗した者
という点は読み取りたい。
幕府による討伐は読み取りが難しいかもしれない
B
分割相続による所領細分化
貨幣経済の浸透による窮乏化
この典型論点2点を挙げたい。
A5点+B4点=9点を獲りたい
大問3
A
糸割符制度。
幕府の目的については難しい。
B
難問。わからなくても仕方ない。
C
難問。この読み取りは厳しい。
A2点
A2点の2点は取りたい。
大問4
国家神道の指摘。
天皇の人間宣言によって、神格を否定したことの指摘。
他は難しい。
難問。
4点
7点+9点+2点+4点=22点
このくらいが標準的な学習をしていれば、
問題なく取れる点数です。
平均は10点台前半。
この点数で偏差値は60〜65くらいと思います。
近世、近現代は難問だったので、
古代、中世で得点を稼げたかがポイントとなりました。