仮面浪人・再受験交流会

早稲田大学のインカレサークル『仮面浪人・再受験交流会』の公式ブログです

早慶等への不当な低評価へについての見解


インターネット上でも、また現実生活でも、
早稲田、慶應を始めとした私大へのバッシングに
不当な点があると私は常々感じている。
曰く、「早慶は指定校推薦でこんな低学力の者が入った。」
曰く、「内部はこんな簡単な英単語も知らない。」
曰く、「早慶第一志望者は数学が全くできない。」


たしかに、大学受験の学力を見れば、そういった見方もできる
かもしれないが、この合格ボーダーラインのレベルを見ると
いった見方に違和感を覚えないだろうか?


日本で一番盛んなスポーツは野球であろう。
一般の方に馴染み深いのは夏の甲子園高校野球だと思う。
では、高校野球都道府県単位のレベルを見る際に、
「○○県の一番弱い高校の戦力はこうだから、
○○県の野球レベルは酷い。」
こんな話になるだろうか?
なりはしない。

まず、見るのは各都道府県の代表校の戦績を見る。
くじ運もあるから、戦力やら
どの高校に負けたかを見ることもあるだろう。
次いで見るのは、その都道府県内にどれだけ、
全国レベルの高校があるかだろう。
最後に見るのは、その都道府県の平均レベルは
こんなものかという程度である。
(平均レベルは考慮しないことも多い。)


これを早慶等私大の評価に当てはめてみよう。
最初に書いた私大バッシングをしている人々は、
その都道府県の野球レベルを見るのに、
最下位の高校のレベルを見て語っているのと
同じなのである。
私が大学のレベルで見るべきと思うことは、
甲子園高校野球と同じで、
一、その大学のトップレベルの人間がどれだけの業績を残しているか
二、その大学の上位層の人間がどれだけの業績を残しているか
三、(省略可)その大学の平均レベルの人間がどれだけの業績を残しているか

こういう見方をする。


野球と受験は違うだろうという人もいるかもしれない。
一応、受験界でも書いておくと、
下位のレベルなど誰も進学実績においては考慮していない。
例えば、開成高校の席次最下位者がどこに進学したかどうか
に関心がある者は極めて少ないであろう。

開成のトップクラスが文一、理三内で東大型模試や、
本試験結果でどの程度のレベルなのか
開成は文一、理三に何人合格しているのか
開成は東大に何人合格しているのか
開成の平均でどこの大学学部に進学できるのか

興味があるのは、たいてい、ここまでだ。

今日の話は、ここまで。